2025-07-13

#117パイプオルガン第九とは

 豊田市民合唱団とトヨタ自動車合唱部が共催で開催する演奏会です。本日情報解禁です。

 筆者の個人的な視点から、見どころをご紹介します。

 第1部では、豊田市民合唱団が劇団四季OBでもある塚本伸彦先生の指揮、そして当団のピアニスト竹内理恵先生の伴奏で「メリー・ポピンズメドレー」を、トヨタ自動車合唱部がスペイン・バスク地方の作曲家ホス・エルベルディンの「Cantate Domino」などを無伴奏で演奏します。そして合同演奏では、東日本大震災から15年を迎えるに際し被災地に想いを寄せて、南相馬市立小高中学校平成24年度卒業生作詞・小田美樹作曲の「群青」を、そして平和への祈りを込めて大木惇夫作詞・佐藤眞作曲の「大地讃頌」を演奏します。各団体の特色のある演奏、団の垣根を越えて1つになった合同演奏で、合唱の魅力をどうぞお楽しみください。

 第2部では、豊田市コンサートホールのオルガニスト徳岡めぐみ先生によるオルガン独奏です。誰しもが一度は耳にしたことがあるJ.S.バッハ作曲の「トッカータとフーガ ニ短調BWV565」をはじめ、パイプオルガンの魅力をどうぞお楽しみください。

 第3部では、第1部と第2部の演奏者に、豊田市に縁のあるソリスト(飯田牧子先生、三輪陽子先生、髙瀬大輔さん、大倉一将さん)と、豊田市少年少女合唱団有志を迎え、愛知県内を中心に活動している中村暢宏先生の熱の入った指揮の下、ベートーヴェン 交響曲第9番ニ短調作品125第4楽章「歓喜の歌」を演奏します。合唱とパイプオルガンのみの構成で、第4楽章をノーカット版で演奏することは、世界的にも前例がなく、徳岡めぐみ先生が編曲を担当することにより、実現しました。第九の合唱指導には豊田市少年少女合唱団の指揮者の永ひろこ先生も加わり、演奏に磨きがかかります。豊田市だからこそできる第九、とよたパイプオルガン第九の初演をお見逃しなく!

 この演奏会の発表に至るまでには、多くの方々のご協力がありました。

 この場を借りて全ての方に感謝申し上げます。ありがとうございました。

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